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2021.04.10

健康づくり

舌診~舌を見て未病を捉える~ 3

前回の紅舌に引き続き今回お話しさせて頂くのは、👅裂紋(れつもん)です。
   

裂紋とは舌全体に見られる溝や浅い割れ目で、体に栄養や水分が足りない時やそれらを体全体に運ぶ力が不足している時に現れることが多いサインです。イメージとしては日照りが続いたときの田んぼの水が枯れた時のような状態ですね。

高齢者の方に多い舌ですが、糖尿病や脂質異常症などの慢性疾患をお持ちの方にもみられます。

この舌のタイプは脱水症状になりやすい方もおられますので、夏場は特に水分をこまめにとるなど注意を心がけましょう。体の体液を奪うような激しい運動や、長い入浴、サウナなども控えた方が無難です。食事面では辛い物や味の濃い物、アルコールなどのとりすぎも注意してください。漢方薬では、体内のうるおいを調整する腎活系漢方や、うるおい不足は血の不足(血虚)の進行したものとも考えられるので、血液を補う(補血)漢方などがおすすめです。

舌の表面の粘膜組織は3日ほどで新しいものと入れ替わると言われております。みなさん、毎日の舌の観察で病を少しでも遠ざける生活習慣や予防を心がけましょう。次回は点刺(てんし)についてお話ししたいと思います。