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2020.12.28

健康づくり

舌診~舌を見て未病を捉える~ 2

今回は👅舌のタイプについご紹介させて頂きたいと思います。

 まず理想的な舌と言われるのは、淡紅色から薄いピンク色の舌でうっすらと白い苔がついていて適度な大きさと厚みがある状態で、3歳や4歳児などの小児の舌が理想だと言われています。しかし、年齢を重ねていき生活習慣や食事、精神的な要因も加わり徐々に色や形が変わり体調に変化が表れるとともに、舌にも変化が出てくるのです。

 今回ご紹介するのは普段より舌の色が赤い場合です。これは紅舌といい体のどこかに炎症が起きていたり、水分が不足しているときに多い症状です。

 舌苔が黄色い時や舌先に赤い斑点(※点刺)がでるときなどは感染症や内臓の炎症などの場合もあります。また舌苔が少なく舌に溝(※裂紋)ができるようなときは体の体液(水分)が不足している状態で、糖や脂質が乱れている場合にもみられるのでご注意ください。このような舌のときは夏野菜のような体の熱を冷ます食事がおすすめです。逆に辛くて刺激が強いものは避けたほうが無難でしょう。

 さっそく鏡を持って毎日舌を見る習慣を心がけてください。※点刺、裂紋についてはまた次回お話しさせて頂きます。
    

 今年は新型コロナウイルスに翻弄され今までに経験のない日々でしたが、お得意様には、広い心でお出迎え下さりお仕事をさせて頂けたことを本当に感謝しております。ありがとうございます。令和3年もなかがわ漢方は皆様の健康のお手伝いをさせて頂けるよう学び、前を向いて進んで行きたいと思っております。次年度も宜しくお願いいたします。