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2022.05.05

養生

養生 1. 深呼吸「内蔵の筋トレ」後編

今回は深呼吸(丹田呼吸法)の方法を紹介したいと思います。「腎活はじめませんか?」のページも参考にしてください。

腹式呼吸を意識した深呼吸は、横隔膜呼吸とも呼ばれています。
横隔膜は骨盤底筋・腹直筋などの腹部骨格筋と共に腹圧の形成に寄与しており、胃下垂・内臓下垂・子宮脱・排便などにも関連があります。

1.立っても座っても良いですが、背筋を伸ばして肩の力を抜きます。
2.両手をお腹にあて、中指をおへその下5cm「丹田」に添えます。下腹に力を入れた時に一番固いところが丹田です。
3.鼻から4カウントでお腹を大きく膨らませる事を意識して息を吸い込みます。
4.口から6カウントかけてゆっくりと息を吐き出します。口をすぼめて抵抗をつくり、丹田を下から押し上げる感じで吐きます。慣れてきたら8カウント位に延ばすと、より効果的です

漢方では、息を吐ききったときに「気」が入ると言われています。身体の中の老廃物を外へ吐き出すイメージでゆっくりとおこないます。
朝起きて光を浴びながら、食事の前、夜寝るときなど一日数回行なうと良いでしょう。睡眠の質が向上したという報告もあります。
慣れてくると、お腹に手をあてなくても腹式呼吸ができるようになります。

深呼吸は、いつでも、どこでも、簡単にできる、心と身体の養生の第一歩としておすすめです。免疫力を強化する効果も期待できます。
今日からご自身の生命を養うためにも「内蔵の筋トレ」はじめませんか?