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2022.02.13

養生

養生 1. 深呼吸「内蔵の筋トレ」前編

日々の生活において大切なことは、自分や家族の健康状態に目を向けて、病気に負けない身体づくりをする事です。健康寿命を少しでも延ばすためにも、私たちと一緒に様々な「養生」について学んでいきませんか。「自分を大切に出来る人は、他の人も大切にできる」と言われています。第一回目は深呼吸の効能・効果について紹介します。

深呼吸の効能・効果
1.自律神経が整い、交感神経(興奮・緊張)を副交感神経(リラックス)に切り替える。ストレス軽減の効果。
2.血圧と心拍数が下がり、より多くの酸素が脳に送られて頭をスッキリさせ、認知症予防にもなる。
3.丹田呼吸法(腹式呼吸)により横隔膜が動く事で内蔵のマッサージ効果が生まれ、胃腸の活性・足のむくみ解消・排便を助ける(便秘改善)。
4.一日の疲れを体の外へ出すイメージで口から息を吐き出す事で、セロトニン(幸せホルモン)が生成される。

人は一日の生活の中で常に、自律神経のオンとオフ( アクセル とブレーキ)の切り替えを無意識に行なっています。深呼吸は自分の意思で行ない、自律神経を調整する事が出来る養生の一つです。また、横隔膜は呼吸筋のなかでも最大の筋肉であり、自律神経のセンサーが多く存在します。無意識に行なう胸式呼吸では、横隔膜はほとんど動きません。内蔵の筋肉トレーニングが深呼吸で出来ます。

次回は丹田呼吸法など、深呼吸の方法をご紹介します。