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2020.06.28

腎活のこと

腎活のこと No.3

◎身体の中の電解質(ミネラル)を調整 ※その3 ナトリウム

 ナトリウムは塩素と結合して塩化ナトリウム(食塩)になります。カリウムとともに体内の水分バランスや血圧を調整しているほか、筋肉の収縮、神経の情報伝達、栄養素の吸収・輸送などにも関与しています。体内で利用されたあと、尿や汗で排出されますが、腎臓の働きが衰えると体内の塩分調整がうまくいかなくなり、様々な病気の原因となります。

ナトリウム濃度の異常で起こる不調には、高血圧・むくみ・こむらがえり・脱水症状(熱中症)・低体温(冷え症)などがあります。塩分の摂取は食卓塩よりも、カルシウムなどのミネラル分が豊富に含まれた天然の塩や、発酵食品である味噌や醤油で摂ると、より健康的です。例えば暑い夏場のおやつに、キュウリ・トマト・スイカなどに天然塩をかけて食べると、ミネラル補給と熱中症予防にもなります。
  

最近は何かと身体に悪いイメージの塩分ですが、あらゆる動物の命の源とも言われている大切な栄養素です。寒い冬や汗をかく夏など季節によって、またその人の体質によって必要な塩分量は違いますが、小腸で吸収された後、腎臓で尿中へ排出したり再吸収され、体内のナトリウム量は適正に維持されます。私の場合は塩分を多く摂りすぎた時にはノドが渇き、尿の量が増えるのですぐに分かります。普段から腎活を行なっているおかげで、身体からの声が適切に伝わって来る気がします。
 

たとえ塩分の摂取量が多くなってしまった日でも、腎活さえしっかり行っていれば身体の中の塩分濃度は健康的に保たれます。腎臓ってありがたいですね。